身近な業界ですし、比較的、容易に開業できる事もあって、

「飲食店(レストラン・カフェなど)で起業したい」

というお話(相談)は良く伺います。


その際、「飲食店の経営は厳しいから止めておけと周囲に反対されているのですが…」というお話を伺う事があります。

確かに、ネットで飲食店の開業に関する情報を調べたりすると、「飲食店の開業は厳しい」というような情報を良く目にします。

そして、それらの情報が間違っているとも思いません。

実際、廃業率は結構な割合になっています。


ですが、当センターとしては、飲食店の開業に反対したいとは思いません。

なぜなら、飲食店の開業が、特別、難易度が高いとは考えていないからです。


ただし、飲食店で開業後、すぐに廃業する店(人)が多い、という現状にも納得してしまう所はあります。

理由は、飲食店で開業しようとされている方には、

「計画を詰めることなく開業しようとする人が多い」

という傾向があるからです(少なくとも当センターに相談に来られる方の傾向としては)。


飲食店の場合、とにかく、店を作れば何とかなるだろう、と思ってしまう方が多いようなのです。

しかし、開業準備が進むと、費用が発生してきます。

そして、その中には、売上がまだ十分にないのに、毎月、発生することになるものもあります。

後からでは、支出を止める事は出来ない費用も多いのです。

ですから、しっかりと計画をたてておかないと、お金だけ、どんどんなくなる事になるのです。

実際、あと数ヶ月維持できれば運営は安定したはずなのに…という廃業は、よく目にします。


開業の準備をされている方は、内装やメニューなどに集中してしまうのかもしれません。

必要な手続きもありますので、そちらに目がいってしまうのかもしれません。

しかし、飲食店を開業して失敗させたくないのであれば、失敗するリスクを抑えた計画を詰める事も大事です。

それが出来ないのであれば、飲食店の開業は止めた方が良い、とすら思います。


飲食で開業をお考えの方は、とにかく、一度、相談にいらして欲しいと思います。

ある程度、事業計画が固まっている場合には、「その計画(数字)で何とかなりそうか?」というチェックをさせて頂きますし、まだ数字が全く固まっていないようであれば、「計画数字をどう作れば良いのか?」という解説をさせて頂く事も可能です。

お待ちしています。